赤ちゃん治療

　骨盤調整は赤ちゃんから治療が受けられます。
　赤ちゃん治療を見た患者さんからの質問に「赤ちゃんも腰痛なの？」「どこが悪くて治療するの？」とよく聞かれます。
　生まれて間もない赤ちゃんは痛覚もそれほど発達していないので、どこが痛いからといった
事はありません。しかし、生まれながらにして骨盤にある仙腸関節がずれることで全身の歪みをきたすのです。例えば、傾いた土から出た竹の子は曲がって修正をかけながら天に向けて伸びていきます。身体も同じことが言えるのです。　
　元気な赤ちゃんの身体は肌つや弾力があり、うつ伏せ時は以下の状態です。
　[生後４か月の赤ちゃん]
①背骨とお尻の割れ目がまっすぐ
②ふともものしわは左右均等
③足裏は親指が内側を向いている
④左右の足の長さがそろっている
⑤蒙古斑がない

今回初診の赤ちゃんは生後１か月と２０日の男児。
　[治療直後]　　

母親の主訴は顔が右側に向けたまま治らない。それと便が出にくいのみです。
　身体を裸にして観察してみると、右骨盤の上がりに伴って、背骨の弯曲、右側の首、肩、股関節の筋肉緊張、お尻の割れ目の傾きがあり、左足しか動かさず、腹部の張りが強くありました。治療が終わると、全身真っ赤でマシュマロのようなふわっとした柔らかさになり、背骨が真直ぐに伸び、右脇腹のしわが消えて両足が動き始め、腕を使って頭を持ち上げました。
　治療後、すぐに授乳されたママは、身体が柔らかくなって、飲む力が強くなったと驚いていらっしゃいました。

[赤ちゃん治療の様子]